私たちは醒めた夢を見ているだけなのか

私たちは醒めた夢を見ているだけなのか

 「わたしたちが時間のなかにいるのか、それとも時間がわたしたちのなかにあるのか」ということが冒頭に出てくる本を読んだ。カルロ・ロヴェッリというイタリアの理論物理学者の「時間は存在しない」という本だ。

 わたしたちはオギャーと生まれ出たときに「時間と空間のなか」に放り込まれたのか、それとも本当は時間も空間も存在せず、わたしたちの頭のなかに時間と空間があるのか?この世は「仮想現実」(バーチャル・リアリティ)なのか。

 禅の世界では人生のことを「大夢」と言う。人生とは「醒めた夢を見ているだけ」

 たしかに言われてみれば今までのことを思い出せば何もかもが夢だったように思える。私たちは夢の中で右往左往しているだけなのか。

 ということは、死というのは「夢から醒める」ということ?

 水平線に夕陽が沈んでいくのを見るのは感動的な景色だが、あれは夕陽が沈むのではなく、地球の上に乗っている私たちが地球とともに後ろに回転しているから太陽が沈んでいくように見えているだけ。そういうことだったのか。

 パラダイム・シフト。

 こんなことを考えていると税金のことなんかどうでもよくなる。

 チマチマした社会のルールに付き合ってられるか、そんな気分だ。

「税理士という仕事が嫌になったのですか?」と言われそうだが、そんなことはない。少し離れた気分で見ているとそれはそれでおもしろい。

投稿者: ihanamura

花村一生:昭和23年生、福岡県出身 さまざまな職業を遍歴後、昭和58年税理士として開業 花村会計事務所所長 法人の顧問を中心に開業したが、会計業務が性分に合わず、数年で 手を引く(生来のずぼらから会計業務は行わないにもかかわらず、 会計事務所の看板はそのままになっている) その後、相続税申告と不動産税務に専門特化して今日にいたる。 特に不動産の時価と評価額の矛盾に憤りを持っており、相続税の物納について 異常ともいえる情熱を燃やしている。一時は物納申請件数は日本トップクラス。 主に土地持ち資産家の相続案件を得意とする。 国土交通省外部団体の「都市農地活用支援センター」のアドバイザーとなっている。 納税者のために考え行動することがモットー。税務署と闘うことも辞さない。 著書:新日本法規出版「社会生活六法」税金分野担当

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